そもそも教育とは何か?

今回は私が感じている「そもそも教育とは何か?」について書いてみようと思います。

よく聞く悩み

「今の学校ってどうなんだろう?」
「教育はこのままでいいんだろうか?」
「時間割にそって勉強することに疑問を感じる」
「やりたくない内容をやらざるを得ない状況ではないか」
などという声を聞くことがあります。

これは親御さんだけではなく、学校の先生からも聞かれることがあります。

そういった話を聞いているうちに、私の中で「さて、教科の勉強をする意義はなんだろう?」という疑問が浮かびました。

教育の3つの根本

まず、「学校がどうこう言う前に教育は必要か?」ということがありますが、子どもへの教育は私は必要だと思います。ただ、いわゆる教科というものではなく。

「教育の根本って何だろう」と考えた時、次の3つのことが浮かびました。

1.自分や周りの命を守り、育むスキル
2.他者とコミュニケーションをとるスキル
3.何かを自分で選択して実行するスキル

これを身につけるために教科があるのではないかと感じたのです。

命を守るということには、保健体育・理科・技術家庭などの教科が当てはまるかもしれませんし、コミュニケーションというカテゴリーでは語学・社会・道徳などがあるでしょうか。
自分で選択し実行するとことについては、まず知識がなければ選択できませんし、実行に際しては、何をどのようにするのか具体例の提示と体験が必要です。

要は、教科は子どもたちが生きていくスキルを身につけるための手段だということです。

この観点からすると、教科の授業はいらないかというとけっしてそうとは言えません。
しかし、私達は知らず知らずのうちにその手段に点数をつけ、比較し、できたできないと評価してきたのかもしれません。

ただ、点数をつけて比較するのが絶対悪ではありません。
自分の強みと弱みを把握し「ではどうするか?」と次のステップを踏むキッカケにもなるからです。

ここまでの内容をまとめると、

小中学生頃の教育は「安全の見極め」「協調力」「実行力」を身につけることで、その方法として教科があるのではないかということです。

逆に、この3つが身につくのであれば、今規定されている教科でなくてもよいのかもしれません。また、○○スクール・△△教育がいいとも言い切れませんし、家庭や近隣者同士でできるならそれもありでしょう。

もし今子どもの教育で悩んでいるとしたら、取り組んでいることで子どもの何を引き出そうとしているのか掘り下げてみてはいかがでしょうか。

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