これまで、高齢の方や発達障害があると言われている子どもなどのリハビリ・運動支援に関わってきましたが、最近は食べ物や食事への関心が高まっています。
なぜかというと、身体は食べたもので構成されますし、ビタミンやミネラルで体の反応が変わってくるからです。
それに関心を持ってから、原種野菜を育てている方や無農薬栽培・自然栽培を行っている農家さんをまわって話を聞かせてもらってるのですが、今回は宮城県内で無農薬栽培をしている農家さんへお話を聞きに行ってきました。
こちらの名刺を渡してこれまでの仕事と食の重要性に関心があることを伝えると、「なるほど…」と34年間試行錯誤してきたことを話してくれました。
繋いでくれた自然食品を扱っているお店の方のお陰です。
- ○の糞は堆肥に使ってダメ
- 親から受け継ぐ体内の酵素は50代までの分しかない
- 食道には食物を見分けるセンサーがある
など、「えっ!?そうなんですか?」というようなことをたくさん聞いたのですが、その中に『いろんな品種はあるけど、その種類云々より有機物を発酵させた堆肥づくりと土づくりが大事』ということがありました。
この話を聞いた時、「これは教育も一緒なのではないか?」と感じたのです。
種や苗はそれぞれなんらかの素質を持っています。
これを人に例えると、子どもが親から引き継いだ遺伝子や、一人ひとりの個性と言えるでしょう。
さきほど、野菜の育成は種類や品種云々よりそれが育つための堆肥と土が大事書きましたが、この「野菜」を「人」に変えてみると、土は人が育つ環境(例えば学校)で、堆肥は”その環境を学びの場にする先生やカリキュラム”に当たるのではないかと。
そう考えると、学校を良くするには、先生が育つ場や環境にも目を向ける必要があるのかもしれません。
最近は「今の教育ってどうなんだろう?」という話題が増えていますが、なんらかのヒントになれば幸いです。

※写真は畑で頂いたシソの葉とキュウリです。
紫蘇の葉は大人の手のひらほどの大きさがありました。
