あなたは車いすに乗ったことはありますか?

「車いすを見たことはあるけど乗ったことはない」という方は意外と多いかもしれません。
一方、ケガや体調不良で一時的に乗ったことがある人もいれば、移動手段として常に使っているという方もいらっしゃるでしょう。

では、乗ったことがある方、

今まで車いすに乗ったことがない人に乗り方を教えることはできますか?

自分がわかる・できるからといって他の人に教えられるかというと、決してそうとは言えません。名選手=名コーチとは限らないことがそれを表しています。

私も車いすを平地で漕いだり、段差などを上る時につかう“キャスター(前輪)上げ”をしたりしてましたが、


キャスター上げ:画像引用元

「まったくの初心者へ段階的にキャスター上げまでできるように教えなさい」と言われると、ここ数年は関わっている方が高齢の方や元気に走り回る子どもたちが多いこともあり、「改めて学び直そう」と車いすの操作方法を安全かつ楽しみながら教える方法を学びに行ってきました。

9:30から16:00過ぎまで、実技実技実技の連続。

自転車に乗る練習と似ていて、頭(理論)で覚えるより、身体の感覚で掴んでいくことが大事になります。これを車いすに乗る側とサポートする側の両方をやっていきました。

どんな状態になると危険であったり、恐怖を感じたりするのかわからないと、サポートする側の一方的な進め方になってしまいかねないからです。

会場にはすでにキャスター上げができる人もいれば、ほとんど車いすに乗ったことがない人、視覚障がいや軽度知的障がいのある方もいて、教え方や練習を進めていく上での配慮も勉強になりました。

修了証も頂きましたが、いくつになっても学び直しは必要だと感じた次第です。

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