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北欧で学んだことをリハビリへ活かす

11時間のフライトを終えて
先程日本に到着しました。
様々な仕事をしている方とも出会え、
とても濃い内容の8日間でした!

観光旅行だとしたら見ることが
難しいところを視察でき、

さらに、それがどのような経緯や
マインドに基いて行われているのか
を丁寧に解説いただけました。

働き方、エネルギー、食、
市民活動、移民問題など

様々な分野に渡りましたが

その根本にあることは
・人は一人一人違うことを認める
・しっかり議論し、代替案を考える
・相手の得意なことにフォーカスし
協力して物事を進める
・ルールはありながらもシンプルで
自由を認める

など教育が肝言えそうでした。

リハビリテーションを考える際、
手足を動かせるようになったり
車いすを使って自分で移動できる
ようになったりすることは、本来

『自分はどう生きたいのか?』

という前提があって
「だからこうできるようになりたい」
という流れになります。

ただ、

自分はどう生きたいのか?
どう在りたいのか?を考える時に、

「自分だけ良ければそれでよい」
ということでは他の人との共生や
生活の継続は難しくなることでしょう。

これは自然との関係もしかり。

今回、この視察へ参加するにあたって
帰国したらやりたいと思っていたこと
があります。

それは、単に脚が動くようになるとか
精神的に活性化できるということを
超えた“生き方のリハビリ”

『ライフスタイルリハビリテーション』
です。

生きていくために自分の中へ
どんなマインドを持っておくか?
それに基づく行動指針は何か?
それを対話や運動などを通して
再構築する取り組みです。

今回の視察で得たことをまとめきれて
ないので、まだ漠然としているところ
もありますが、

関心のある方は
今後の話し合いやプログラム作成に
参加いただけると嬉しいです。

11月25日(土)に仙台で開く報告会にも
ぜひお越しください。

詳細は月曜日以降にお知らせします。

※写真は朝目が覚めるといつも
ニコッと笑いかけてくれる
デンマークのコンセントです。

これも意図的なデザイン
なのでしょうか?

働き方改革

本日の視察テーマは『働き方』

日本では、長時間労働や残業関連、
休みがなかなか取れないということを
ニュースで見聞きすることがあります。

保育園に子どもを預けたいと思っても、
それがなかなか叶わないことも。

一方、デンマークは
・週の労働時間は37時間
・年次有給休暇は5〜6週間で
主休暇は3週間連続で
とらなければならない。
・休み中にメールなどを送ると、
その人の夏休みは1からやりなおし

いかがでしょうか?

今回は働きやすい会社として
賞をとっている企業を訪問し、

そこで大事にしている秘訣を
手の指10本では足りないほど
見聞きしてきました。

デンマークは所得税が5割で
消費税は25%ですから、
そのまま日本に当てはめるのは
難しいかもしれませんが、

今の働き方を見直すヒント
にはなるかもしれません。

※写真は会社のイベントルームの一角と
社内にあるフィットネスルーム。
働きやすい環境が構築されていました。

本当に今のままでいいのか考える

昨日はオーガニック農場の視察と
民主主義によって国策を変えた
方々のお話を聞きました。
 
実は私は農家の息子。
 
「これからは農業をやっても…」
と親は言ってましたが、私自身
農業が嫌いなわけではありません。
 
庭で花や草木をいじったり
小さな畑で作物を作ったりも。
 
『食べ物はクスリ』
 
だからこそ、生命力の強い
もともとある形のモノを
食べる必要があると
今回お話してくれた方が
おっしゃっていました。
 
最近は様々な疾患や障害名を
見聞きしますが、
 
食べ物に由来することも。
 
私の出身地には広い畑や田んぼを
継ぐ知人もいますが、
今回どのようにオーガニック農業
に切り替えていって、
 
困難をどのように乗り越えていったか
などの話は是非伝えたいところです。
 
これは民衆が国策を覆した話も同様。
 
今日は濃い話を聞くだけでなく、
オーガニック農場で作られたチーズや
ほんのり草の匂いがする柔らかな
お肉を頂くことができました。
 
少量に見えるかもしれませんが
濃厚で満腹感あり。
 
※宿泊するコペンハーゲンの公園には
 一際目を引くハロウィンの飾りも。

ゴミ=資源

今日は”持続可能な社会”への
改革について。
 
ゴミの90%以上をリサイクルして
エネルギーを自給するロラン市の
取り組みとセンターの視察、
 
世界の気候変動を表す特殊な措置を
見ながらの持続可能環境への改革、
 
そして
 
コミュニティリーダーが行った
活動事例の紹介など。
 
デンマークは1997年に風力や
ゴミを燃やして熱や電気などを
生成することで、エネルギーの
完全自給を達成したそうです。
 
2015年では85%になりましたが、
それはゴミの分別が進んだから。
 
しかも、自給率85%のうち
その半分が再生可能エネルギー。
 
環境に優しくありながら
エネルギーを自給する仕組みを
都市と地方の関係性も含めて
教えて頂きました。
 
仕組みと循環がスゴすぎて
これだけでお腹いっぱいに。
 
ただ、
 
知識や方法論で肉体的な
お腹までは満たせず…
と思っていたら
 
オーガニック食材で作られた
美味しそうな料理が目の前に!
 
心と体両方のお腹が満腹です。

幸せの根源

本日はデンマークの教育を
主に視察してきました。

まずは『森のようちえん』

いわゆる一般の幼稚園のように
園児が過ごす園舎はなく、
自然の森で過ごします。
晴れの日も雨の日も。

そしてお昼寝も。

それに一休みする場所には
キャンドルの火や焚き火。

これだけ見ると日本では
「危なくないの?」
と思う方もいらっしゃるかも
しれませんが、

子どもたちは自然のなかで
体の使い方や、人や自然との
接し方を学んでいきます。

何よりもたくましく育つので
病気も少ないとか。

子どもたちの笑顔がそれを
見事に表していました。

次は義務教育機関へ。

日本でいう小学校から中学校に
あたる場所です。

ここではビジュアルを壁や床に
うまく配置し、学習を促進して
いました。

デンマークの学校には特別学級は
なく、軽度の発達障害や自閉症が
ある場合も一緒のクラスで学習する
のが基本とのこと。
(インクルーシブ教育)

私たちも何か情報を得る際は
目で見ると入力しやすいですし、

軽度発達障害や自閉症のある子は
視覚要素があると学習しやすい
ことが多いことを考えても

興味の引き出し+学習促進の
効果があると感じました。

そしてある質問に対する
“衝撃の返答”も。

これら2つの例は表面に見えている
ことですが、これを実践するには
深い深い教育への考え方(マインド)
がありました。

ただ、とてもここでは書ききれません。

そこで、帰国したらお伝えする
機会を設ける予定です。

とりあえず11月25日(土)に
赤丸を付けておいてください。

場所は仙台駅近くのこれまた
ステキなコンセプトの喫茶店で、
参加席は20席の予定です。
詳細は帰国後にお知らせ致します。

明日も(今日も)濃い1日が
続きますのでそろそろ休みます。