子どもの変化ネタが続きます。
発達障がいのある子の中には
勝負へのこだわりが極端に強い子
が見られることがあります。
こだわりが強いというより、
負けると納得できず
泣いてしまうといいますか。
ある男の子も、1年生の頃は
集まる速さや役割を担当する順番、
そして個人・チームを問わず
勝負事で負けてしまうと
床に伏せて「ビェ〜〜〜」っと
涙と鼻水ってこんなに出るのか
と思うくらい泣いていましたが、
3年生になった今年は
まだ落ち着きがない時はあるもの
集まる時は歩いてきたり
役割を譲ってあげたりしています。
今日はあるスポーツで
試合をしたのですが、
最終戦で負けてしまいました。
終わりの挨拶をする前に
みんなで道具を片付けていると
チョコチョコっと歩み寄ってきて
落ちついてこう言いました。
「今日は負けたけど、
この前は僕達勝ったよね?」
たぶん、本当は悔しかったんだと
思います。でも気持ちの表現を
コントロールできるようになりました。
「そうだね、この前は勝ったね」
というと、ニコっとして次の遊びに
向かっていきました。
新1年生がワーワー言ってるのを見て、
「僕はこうしていられない」
と思った可能性も否定できません。
発達障害は、あるとも言えるし、
ないとも言えます。
それは関わる側の
・その子のことを理解できるか
・自分で気づく環境の提供と対話
・変化するのをあせらず待てるか
によっても変わってきそうです。
この世にまったく同じ人は存在せず、
成長のスピードも一人一人違いますから。