Author: shw

教師は役者であれ

実は、先に書いた教育十戒の他にも
教えられたマインドがあります。

その1つが『教師は役者であれ』

子どもは一人一人違います。
だから、その一人一人に合わせて
教える側がコアを保った上で
自分を変えられるかどうかだと。

私も自分のキャラじゃないよな〜
ということをやる時がありますが、
それはこの言葉があるから。

内心メチャクチャ恥ずかしがってます…

これを実行するためには、
自分が色々なことを知ったり
経験したりする必要がある。

だから学び続け、かつ遊びなさい
と教えられました。

っということで遊びに行ってきます!

教育十戒

私は中学校・高等学校の
体育教員免許を持っていますが、
教員免許を取得するのには
学校での教育実習が必須でした。
(今もそうだと思いますが)

私は高校時代在籍した学校で
教育実習をさせていただいた
のですが、

当時の担当教官に教えていただいた
『教育十戒』あります。

何か試してうまくいかなかった時や
失敗した時にこっそりと
見返しているものをシェアします。

【教育十戒】
1.教師と生徒は対等の人格を持っている。
2.生徒の逃げ場となることも大切。
3.自分の近くの生徒だけでなく、
輪の外の生徒にも目を向けよ。
4.ほめることも叱ることもすべて
愛語(護)であれ。
5.暇をつくって子どもと遊べ。
そこに本当の子どもが見えてくる。
6.結果を急ぐな。
裏切られてもなお信じて待て。
7.教師以上に生徒は伸びない。
教師自身も伸びていかなければならない。
8.教師は清明の心を失うな。
9.子どもに素直に謝れる教師であれ。
10.外傷は治療可能。しかし、
教師の与えた心の傷は治療できない。

画像としてダウンロードしたい方は
下からどうぞ。

待つことも必要

運動やスポーツ指導をしていると
できるだけ早く出来るようになったり、
成果を求めたくなったりします。

早くできるようになることに
越したことはないでしょう。

ただ、できるようになるまで
待つことも必要な場合もがあります。

例えば、蝉がサナギから羽化する際
早く成虫にしてあげたいからと
ちょっと出てきたところで
サナギの殻を割いてしまうと

羽に自分で体液を送り込んで
伸ばす過程を経ないため、
飛べない蝉になってしまう
可能性もあります。

十分に羽が乾燥しない前に
「飛べ!」と空中に放っても
跳ぶことは難しいでしょう。

自分でもがく時間があることで
強く飛び立つことができます。

待つことと手助けすることの
判断は簡単ではないでしょうが、
進化の妨げにはならないよう
指導する側は注意したいものです。

※蝉の羽化の写真は、仕事の同僚が
羽を伸ばしきるまで記録をとって
いたものを頂きました。

昆虫ってすごいですよね。

運動を通して、気持ちの表現方法を学ぶ

子どもの変化ネタが続きます。

発達障がいのある子の中には
勝負へのこだわりが極端に強い子
が見られることがあります。

こだわりが強いというより、

負けると納得できず
泣いてしまうといいますか。

ある男の子も、1年生の頃は
集まる速さや役割を担当する順番、
そして個人・チームを問わず
勝負事で負けてしまうと

床に伏せて「ビェ〜〜〜」っと
涙と鼻水ってこんなに出るのか
と思うくらい泣いていましたが、

3年生になった今年は

まだ落ち着きがない時はあるもの
集まる時は歩いてきたり
役割を譲ってあげたりしています。

今日はあるスポーツで
試合をしたのですが、

最終戦で負けてしまいました。

終わりの挨拶をする前に
みんなで道具を片付けていると
チョコチョコっと歩み寄ってきて
落ちついてこう言いました。

「今日は負けたけど、
この前は僕達勝ったよね?」

たぶん、本当は悔しかったんだと
思います。でも気持ちの表現を
コントロールできるようになりました。

「そうだね、この前は勝ったね」

というと、ニコっとして次の遊びに
向かっていきました。

新1年生がワーワー言ってるのを見て、
「僕はこうしていられない」
と思った可能性も否定できません。

発達障害は、あるとも言えるし、
ないとも言えます。

それは関わる側の
・その子のことを理解できるか
・自分で気づく環境の提供と対話
・変化するのをあせらず待てるか
によっても変わってきそうです。

この世にまったく同じ人は存在せず、
成長のスピードも一人一人違いますから。

ウォー!やったー!

最近、体育教室に参加している子たちの
変化を楽しく感じているのですが、

昨日の夕方は、訪問している
放課後等デイサービスで
「すげー、かっこいいー!」
「ウォー!やったー!」

と言われてきました。

何をしたかというと、サインを書きました。
「はっ?」っと思いました?

教室に参加したあとシールを1つずつ
プレゼントするのですが
そこのスタッフさんが、シールを10個
貯めたら賞状を貰えるようにしたのです。

それで、

「賞状の空いているところに
サインをしてあげてほしいんです。
できれば横文字でちょっと
グニャグニャしてるのを」

と。

「よ、横文字ですか…」
( ̄▽ ̄;)

4枚の賞状とペンを預けられて、
子どもたちに囲まれました。

ペンを持ったまま固まること数十秒。
普段騒ぎまくる子どもたちも
なぜか一緒に静止(笑)

そこで思い立ったように
グニャグニャグニャ〜
っと書いたら出てきた言葉が

「すげー、かっこいいー!」
「ウォー!やったー!」

子どもたちは純粋です。

で、その賞状をそのまま家に
持っていくわけですが、たぶん
お父さんお母さんにも見せたはず。

親御さんの反応が気になるところです。

※画像は実際に書いたサインでは
ありません。