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障害はあるものではなく感じるもの

上に書いたことは、私がこれまで
“障害がある”と言われている子ども
から高齢者、運動が不器用な子ども
に関わってきて感じていることです。

研修や講義を担当するときも
考え方の1つとして伝えています。

(受け入れるかどうかは
聞いた方の判断に委ねています)

例えば、
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道具の使い方は1つじゃない

普段、発達障害がある(と言われている)
子どもたちが集まっているところに
出向いて体育支援をしていますが、

一般的な道具の使い方から外れると

「そうやって使ってはダメでしょ」
という声を聴くことがあります。

確かに、損壊を含めて危険だったり
他の子が嫌な思いをしていたりすれば
「それどう思う?」と声をかけますが

私は
「へ〜、そういう使い方もあるかぁ」
「お〜、面白い使い方だね〜」
と感じることがよくあります。

たとえば手作りリボンでの運動。

体操などで使うリボンは柄があって、
その先端にリボンがついている
わけですが、

ある男の子が柄の真ん中に
リボンを付け替えて
両手で持って遊んでいました。

それを見たスタッフさんから

「それはそうやって使う物では
ないよ」

という声も聞こえてきましたが、

他の子の迷惑にはなっていないし、
遊び終えたらまた元の位置へ
リボンを戻してくれればいいかな
と私は思っていました。

(これは一定期間の付き合いがあって
信頼関係があってのことですが)

実はこの子、道具を組み合わせたり
新しい遊び方を思いついたりする
ことが多くて、

将来すごいモノを発明するのでは
ないかと密かに期待しています。

注目を浴びるようになって
「その発明の切っ掛けは何ですか?」
とインタビューで聞かれたら
「小学時代の体育教室です!」
と言ってもらえたら嬉しいです(笑)

体育とリハビリテーション体育

『体育』は自分自身との関係を
築いていくための教育です。

赤ん坊が自分の手足を見て
「なんだこれ!?」と思っていたのが、
自分の意思を反映してうまく動かせる
ようになるイメージです。

そして『リハビリテーション体育』は
自分自身との関係を“再構築”する
ための教育です。

「前はこんなふうに動けていたけど、
同じようには動けないなぁ」
「以前はこんな風に感じたけど、
今はそう感じられないのよね」

そんなチグハグな状態を

様々な活動や対話を通して、
自分との関係を築き直していきます。

私たちの身体は年齢や環境、
気候や気分でも変化しますが、
その時にどう行動すればよいかを
知って実行できれば
学習できたことになります。

教師は役者であれ

実は、先に書いた教育十戒の他にも
教えられたマインドがあります。

その1つが『教師は役者であれ』

子どもは一人一人違います。
だから、その一人一人に合わせて
教える側がコアを保った上で
自分を変えられるかどうかだと。

私も自分のキャラじゃないよな〜
ということをやる時がありますが、
それはこの言葉があるから。

内心メチャクチャ恥ずかしがってます…

これを実行するためには、
自分が色々なことを知ったり
経験したりする必要がある。

だから学び続け、かつ遊びなさい
と教えられました。

っということで遊びに行ってきます!