カテゴリーアーカイブ ブログ

著者:shw

思い出し泣き

4年前のちょうどこの頃、
ある女の子のお母さんから
ホームページへ連絡がありました。

「小学6年生になるのですが、
自転車に乗れないんです。
乗り方を教えてもらうことは
できますか?」と。

「まずは状態をみせてください」

と訪問したときは、自転車をひいて
歩くこともできませんでした。
自転車が体から離れて足を踏み出せない。

ただ、この子は60分の個人練習3回で
立ち漕ぎまでできるようになりました。

この子の場合、自転車の選び方
から始まる大項目17ステップ、
サブ項目を含めると27ステップという
スモールステップを踏みました。

動画は私が走りながら追いかけて
撮っているのでブレています。

しかもついていけてません(苦笑)。

でも、この子も親御さんも大喜び!
もちろん私もスタッフも大喜び!
この子の移動範囲は大きく広がった
ことでしょう。

動画を観るたび当時のことが
思い出されて泣きそうになります。

著者:shw

明日からすぐ実践できる◯◯

ありがたいことに
障害がある人もできるスポーツ、
運動が苦手な子どもも一緒に
できるスポーツや遊び
に関する講話や研修の依頼を
いただくことがあります。

7月は福島県で
アダプテッド・スポーツに関する話
と実践例をお伝えする予定です。

講話や研修を担当するときは
依頼者さんへ

・なぜその会を開こうと思ったのか?
・参加予定の人はどんな方々なのか?
・どんな内容を想定しているか?
・参加する人は何を求めていそうか?

などをお聞きするのですが

運動サポート・指導系の内容の場合、
「明日からスグに使えるもの
を教えてください!」
と言われることが少なくありません。

「もうそのタイトルで伝えました」
というパターンもあります。

確かにこの気持ちは分かります。

うまくできていないことをスグ解消でき、加えてレパートリーが増えれば
対応できる人の幅も広げられますから。

ただ、“やることだけ”を持ち帰っても
数日・数ヶ月うまくいっても
また「あれ!?」というパターンに陥る
場合があります。

それは、表面に見えている運動や
やり方だけをマネしているのかも
しれません。

これを花に例えてみます。

「庭にきれいな花が欲しい」いう場合
切り花を持ってきて土に刺せば
すぐに花は見れます。華やかです。

ただ、それが長期的に咲き続けるか
というとどうでしょうか?

逆に、種から育てるもしくは
苗を植えてしっかり根付かせれば
花は長持ちしますし、また次の花も
咲かせることができるでしょう。

今すぐ解決できることも大事です。

そうしないと、運動に参加する人も
教える人もストレスになりますから。

ただ、それに付せて見えない部分、
マインドや思考プロセスも学ぶと
次に困った時も対応策を生み出せます。
そう、次の花を咲かせるように。

講話や研修を受ける際は
このあたりをチョット意識してみると
いいかもしれません。

著者:shw

内部障害がある方にとってのスポーツの意義

内部障害という言葉を知ってますか?

公共交通機関ではハートマークなど
のステッカーが貼ってあったり
「内部障害がある方の優先席です」
というアナウンスを聞いたり
することがあると思います。

内部障害といのは外からは見えにくい
体内の機能にある障害です。
心臓や腎臓の機能低下であったり、
糖代謝異常だったりがこれに該当します。

私達はこういった方々にも
スポーツを使ってリハビリ支援を
することがあります。

「リハビリって機能を改善すること
じゃないの?」

と思う方がいるかもしれませんが、
リハビリテーションは決して
身体機能の回復に限ったもの
ではありません。

健康には大きく分けて3つの
カテゴリーがあります。

身体面・精神面・社会面

上の3つがそれなのですが、
内部障害のある方は身体面の回復は
見込みにくいという場合があります。

そうすると、

「もう弱っていくだけ」
「人と会うのは嫌だなぁ…」
と心が塞ぎがちになったり
外出頻度が減ったりするわけです。

ここが精神面・社会面に
あたるわけですが、

この低下を抑える、もしくは
上げるというアプローチに
スポーツが有効な場合があります。

その1つがボッチャというスポーツ。

赤と青のチームに別れ、
的である白いボールにどちらが
近づけられるか競うものです。

詳しいルールや得点計算は
調べてほしいのですが、

このボッチャは子どもから高齢者、
福祉機器を使っている人も
取り組みやすく、大きな体力を
必要としないのが特徴です。

そして、動きは単純なのに
奥深い戦術が必要であることから、
ハマっていく人が増えていきます。

先に紹介した内部障害のある方々も
最初こそ「スポーツなんて…」
と言っていたのに

「あ〜、弾き飛ばされた〜!」
「ちょっと、あそこ狙って」

と自然に声が出たり
会話が引き出されたりします。

また、続けていくとボールを転がす
力加減や戦術も覚えていくので
「楽しい」という感情も出てきます。

こういった過程を通して出てくる声が

  • 普段、人と会うことが少ないから
    こうやって話ができるのはいいね。
  • 1人で居ると笑うことがないからね。
    ということ。

これが精神的・社会的リハビリに
あたります。

『心が動けば体が動く、
体が動けば心が動く』
とも言われるように、楽しくなると
体も連動して動き出します。

ただ、内部障害のある方の場合は
はしゃぎすぎには注意してくださいね。

著者:shw

3回目の勉強会を開催しました

本日、3回目となる
ライフスタイル・リハビリテーションの
勉強会を開催してきました。

原種野菜から学ぶ共生と持続性の話。

前半はデンマークや山形で見て聞いて
体感してきた野菜や食の話をし、
後半は野菜が虫と共存していることや
1年のサイクルの中で見せる
生き方のヒントなどを伝えました。

しかも、参加した方が持ってきてくれた
採れたてのスナックエンドウを
パクパク食べながら。

「ちゃんと次に繋がる(種が取れる)
エンドウだよー」と。

生で食べても甘さがあって美味しい。

今はインターネット上でセミナーも
できますが、同じ空間で同じ物を食べ

「え〜、そうなんだ〜」
「私もそれ聞いたことがあります」
「最近、こんなことあったんですよ」

とザックバランに話せるのは
1つの場に集まってやるメリットかな
と感じたしだいです。参加者どうしも
知り合いになれますし。

参加した方々からは

  • 完全完璧は難しいと思うけど
    自分にできることは何か考え
    取り組んでいきたい
  • 今後季節の野菜をもっと意識
    していこうと思いました
  • バイオダイナミクスについて
    初めて聞くことが多かったので
    とても興味深かったです
  • 植物に意識を向けて生活や
    仕事をしていきたい
  • 次の体験ツアー行きまーす

などの声がありました。

それから、話の内容とは別に
「伊藤さんは場所を1つもって
運動指導はしてないのですか?」
と聞かれました。

これまで訪問専門でやってきたので
自前では用意していないのですが、

最近は病院でのリハビリを終えた方や
「もうこれ以上の回復は見込めない」
と言われた方

スポーツクラブに入りたいけど、
問い合わせたクラブでは対応が難しい
と言われた子どもたちの
運動やトレーニングをする場が
あってもいいのかなと最近感じています。

ただ、

私は単なる箱物の場があればいい
とは思っていなくて、

建物の周りに畑や林があって
土や植物に触れることができたり、
整備され過ぎてなくて多少のデコボコ
がある場所がいいなと思っています。

仙台の郊外や山形市近郊の空き家
などを活用できたら面白いかな
とも今日感じました。